徐々に春になって参りました。
花粉が飛び交って、皆さんしんどそうです。
私はこれまで花粉症はなかったのですが、最近少しその兆候が出てきたので、戦々恐々です。
さて春はバタバタ慌ただしい季節。
子どもたちも、入学式や始業式、クラス替えなど身の回りの世界がガラッと変わりますね。
環境の変化が大きなプレッシャーにならなければと思うのですが…。
春と言えば、私は親の転勤があったので、小・中学生の時に何度か転校を経験しました。
せっかく慣れた土地や、仲良くなった友だちと離れるのは寂しかったですが、そういうものだと思っていましたので、つらいとはあまり感じませんでした。
ただ新しい学校に行くときは、緊張していたと思います。
やはり不安感は大きかったですね。
新しいクラスメイトとうまくやっていけるのか不安でしたし、学校自体に慣れることも大変でした。
学校の雰囲気と言うのは、地域によって全く異なるらしく、校則が緩い学校から少し厳しめの学校に移った際は、随分と戸惑ったものです。
そもそも私は知らない教室に入って行くのってすごく緊張します。
思い返せば、何か用事があって隣のクラスの教室、別の学年の教室に一人で訪問するのもすごく緊張しました。
よその教室はなんだか独特の入りづらさがあって、他とは隔絶した空間であることを意識してしまうのですね。
三十人くらいの集団が一日八時間くらいを年間(二百日くらい?)通して過ごすわけですから…。
そこで生活する集団によって、独特の空間になっているというか、目には見えない不可侵領域やら動線やら、教室ローカルルールがありそうで、すごいアウェーな緊張感があったものです。
この春も、色んな理由から転校を経験する子どもがたくさんいるはずです。
慣れない教室に入って行く緊張感、不安感を多かれ少なかれ誰しもが抱えているでしょう。
「そりゃ緊張するわなあ…、足がすくむのもよくわかる」
ガンバレー、でも無理はしないでね、そう思います。